課程内容
実務家教員養成課程のご案内
課程内容
領域 | 講義タイトル | 講義概要 |
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ガイダンス | ガイダンス | 受講案内をもとに、受講ルールやスケジュール、 LMSの使い方の確認などを通じて、本課程での「学びに対する構え」を培います。 |
制度理解 | 実務家教員とは何か | 実務家教員をとりまく社会的状況について解説しながら、これから養成すべき能力と実務家教員の役割について解説します。 |
高等教育論 | 高等教育(主として大学の歴史的経緯と存在意義について考察するとともに、これから指導しようとする実務教育あるいは専門職教育の舞台となる我が国における高等教育を巡る社会的状況を理解します。 | |
高等教育政策論 | 近年の我が国における高等教育政策は目まぐるしく変動しています。かつて受講生自身が経験してきたであろう時代との違いを認識しつつ、現在求められている高等教育を政策面から理解します。 | |
キャリアパス | 教員調書と実績Ⅰ・Ⅱ | ⾼等教育機関において公募に応じるための基本的な履歴書フォーマットに「教員個⼈調書」があります。履歴書・教育研究業績書からなる「教員個⼈調書」の書き⽅を解説します。この2つを書くことを通じて、⾃⾝のキャリアの棚卸しをし、実務経験をもとに⾃⾝が指導できることは何か明らかにします。 |
教員調書作成演習 | 「教員調書と実績Ⅰ・Ⅱ」の内容を参考にして作成する教員調書をもとに、グループワークをおこないながら、ブラッシュアップのポイント確認などを進めます。 | |
実務家教員の キャリアパス① |
この授業では、実際に高等教育機関で実務家教員として活躍している本課程修了者や連携校の教職員などをゲストスピーカーとして招聘し、専任教員のファシリテートによるパネルディスカッションを行います。模擬授業の実施に向けて気持ちを新たにするとともに、本課程修了後の方向性を改めて見直す機会とします。 | |
実務家教員の キャリアパス② |
実務家教員や研修講師等になると何が待っているのか、そもそも実務家教員になるにはどのような経路を辿ったのか、実際の実務家教員にお尋ねします。また、実務家教員としての⼼構えも含めてお話しいただきます。 | |
教育・ 研究倫理 |
研究倫理・ コンプライアンス |
⼤学の教育研究に携わる者が共通してもつべき⼼構えやコンプライアンス意識について解説します。 |
教育方法 | シラバス作成の基礎Ⅰ・Ⅱ | 「実践と理論の融合Ⅰ」で実務経験を体系化し指導する内容がかたまってきたことを受けて、シラバス(授業計画)を⽴てる⽅法について解説します。指導する順番や実践的なものと理論的なもののバランスを検討します。 |
教授法の基礎Ⅰ・Ⅱ | どのような教授法があるかを学び、それぞれの教授法の特徴を理解したうえで、自分が担当しようとする授業にふさわしい教授法を検討します。 | |
オンライン教授法 | 2020年以来のコロナ禍により、大学教育においてもオンライン授業が一気に加速しました。一口に「オンライン授業」といっても、オンデマンド型、ハイブリッド・ハイフレックス型という違いがあり、教える際に留意すべきポイントがそれぞれ異なります。この授業では、実際にオンライン授業を担当する場合を想定して、基本と留意点を学びます。 | |
ファシリテーション論 | 現在、さまざまな授業方法が求められています。そのなかに(是非を含めて)アクティブ・ラーニングという方法もあります。受講者の積極的な授業参加を促したり、ときにはディスカッション形式の授業をすることもあります。そのためには、受講者から意見を引き出すことも必要になります。そのために、ファシリテーション能力の素養を身につけるための授業を展開します。 | |
ファシリテーション演習 | ||
実践講義法I・Ⅱ | さまざまな授業⽅法(教授法)を習得する前に、実際の授業をどのように運営すればよいのかを検討します。⽬線の置き⽅や受講⽣の惹きつけかたなど、授業⽅法について実践的な観点から解説し、⽅法論を⾝につけてもらうことを⽬的としています。 | |
教材研究の基礎 | この授業では、「シラバス作成の基礎」「教授法の基礎」で学んだことを生かして、どのような教材を活用して自身の授業を構成していけばよいのかを検討します。最終的には、自身の授業で最もふさわしい教材が何かを選択できること、また、自身で教材が作成できるようになることを目指します。 | |
教材作成演習 | ||
学習評価論I・Ⅱ | 「評価」は教員が学生の理解度を確認するだけでなく、学生の学習を促進するために行われるものです。授業を担当するということは、到達目標に対する評価を行い、最終的に成績をつけなければなりません。それを「成績評価」といいます。「成績評価」は「学習評価」の一部です。この授業では、大学で授業を担当する教員としておさえておくべき評価の意義や役割を理解し、適切に学生の学習を評価できるようになることを目的としています。 | |
シラバス作成演習 | 「シラバス作成の基礎」で作成が指示されるシラバス案をグループ内で共有してグループワークをおこないながら、ブラッシュアップに繋げていきます。 | |
教案作成演習 | 模擬授業の実施に必要となるシラバスの完成後、担当教員から模擬授業回が指定されます。その指定回の授業をどのように運営するかを設計して、教案(指導案)の作成をおこないます。 | |
成人教育論 | おとなを対象に教える場合、その教え方はこどもの場合と同じでよいのでしょうか。この授業では、成⼈に対する教育⽅法について解説していきます。 | |
研究指導法 | ⾼等教育機関での指導や実務教育および専⾨職教育の指導では、個別に相談や指導をすることが少なくありません。その場合は、指導内容に即した個別具体的な質問になることやその場で考えさせる指導をすることもあります。では、個別具体的な指導をする際に、どのようにしたら受講者の能⼒を最⼤限引き出すことができるでしょうか。そうした研究指導法について検討します。 | |
研究方法 | 実践と理論の融合I | これまでの実務経験を棚卸し、どのように体系化することができるのか検討し、実務経験を「私語り」ではないかたちで⾔語化し、実践知にする⽅法を探究します。 |
実践と理論の融合II | 「実践と理論の融合Ⅰ」以降、実務経験の棚卸しと体系化を踏まえて、模擬授業に向けた準備を進めてきました。本課程での学びの総仕上げに向けて、改めて実践と理論をどう融合すればよいか客観的に見つめ直します。 | |
論文執筆の基礎I・Ⅱ | この授業では、実務家教員等の能⼒として必要となる基礎的な研究能⼒を養成することを⽬的としています。⾃⾝の実務経験を第三者にも説得的・納得してもらえるように学術論⽂をかけるようになることを⽬指します。あわせて、授業を開講した際に注意すべきレポート指導や評価⽅法にも⾔及していきます。 | |
論文執筆演習 | 「論文執筆の基礎Ⅰ・Ⅱ」で作成が指示される論文計画書をグループ内で共有してグループワークをおこないながら、ブラッシュアップに繋げていきます。 | |
実習 | 模擬授業Ⅰ~Ⅳ | これまで準備を進めてきたシラバス・教案(指導案)・教材をもとに、本課程の学びの集大成である模擬授業を実施します。与えられる時間は⼀⼈あたり20分間で、実施する範囲は実施直前に指定されます。また、受講生同士での相互評価も実施します。「評価」の意味・意義を振り返りながら責任ある相互評価が期待されます。 |
※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
募集要項など受講に関する詳細は下記ページよりご確認いただけます。