実務家教員養成課程とは

実務家教員とは

高度に複雑化した現代社会においては、アカデミアの知見だけでは解決できない様々な問題が生じている一方で、産業界もまた、常に最先端の知見を取り入れる必要に駆られています。
こうした状況において、産業界と学術界を往還し、高度な経験と最先端の学術知を併せ持ち、それらを適切な方法で教育できる実務家教員が求められています。社会のあらゆる場に遍在する「実践知」を、継承・教育可能な「形式知」へと変換し、体系化できる人材。実務家教員には、教育変革のエージェントとしての役割が期待されています。

実務家教員養成課程の役割

「Society 5.0」・「人生100年時代」・「知識基盤社会」といった言葉で表される現代社会では、人生のあらゆるステージで学びが求められます。
実務家教員の活躍が期待される場面は「専門職大学」や「専門職大学院」など、制度上実務家教員を配置する必要がある高等教育機関等のみならず、専門学校、私教育、人材育成会社、組織内研修、企業内大学など、多岐にわたります。
実務家教員養成課程は、専門性を問わず、教えたいすべての方に、実務家教員として活躍するための素養と競争力の双方を提供する教育プログラムです。

認定・給付金等

実務家教員養成課程は、文部科学省および厚生労働省より認定を受けています。

文部科学省 持続的な産学共同人材育成システム構築事業 中核拠点校(実務家教員COEプロジェクト)
職業実践力育成プログラム(BP)
※課程終了後、履修証明書が交付されます。
厚生労働省 特定一般教育訓練給付金
※一定の要件を満たした場合、課程終了後に授業料の40%が還付されます。
詳しくは、厚生労働省ウェブサイトをご覧ください。

実務家教員に必要な三能力

01 実務能力

実務家教員としての第一歩は、これまでのキャリアを踏まえて、ご自身のどのような経験を伝えるか、また、どのような経験を伝えることができるか、客観的に理解することにあります。
本課程では、実務経験の社会的位置づけを見定める演習や、セミナー形式の事例研究など、受講者が実務家教員として活躍するための基盤となる単元をご用意しています。

主な単元

■実務家教員概論
■教員調書と実績/演習
■実務家教員のキャリアパス

担当教員

■川山 竜二(社会情報大学院大学 教授)
■四元 正弘(社会情報大学院大学 教授)
■青山 忠靖(事業構想大学院大学 特任教授)

02研究能力

ご自身の実務経験が既存の学問知識のなかでどのような位置づけにあるのかを理解し、教育可能な知識へと「体系化」することは、競争力ある実務家教員として持つべき必須のスキルです。
「実践知の体系化」のためになにが必要か、実務に関する学術論文を作成するためにはどうすればよいか、基礎から学びます。

主な単元

■実践と理論の融合
■論文執筆の基礎
■論文執筆演習

担当教員

■川山 竜二(社会情報大学院大学 教授)
■橋本 純次(社会情報大学院大学 専任講師)
■富井 久義(事業構想大学院大学 准教授)

03教育指導力

実務家教員として、高等教育機関やカレント教育といった場で活躍するためには、知識を他者に伝えるための効果的な方法を身につける必要があります。
本課程では、理解を最大化する教材作成法、学習意欲を高める成績評価のあり方、ゼミの運用方法、学生を惹き付ける講義法など、実践的な教育指導法について学びます。
課程の最後には、ご自身の受け持つ科目に関する模擬講義を実施し、教員・受講者からのフィードバックを受けます。本課程は、専門領域に関わらず、すべての受講者が実務家教員として活躍するための教育指導力を養います。

主な単元

■シラバス作成の基礎/演習
■教材作成の基礎/演習
■ファシリテーション論/演習
■研究指導法I/II
■成績評価の基礎/演習
■実践講義法I/II
■模擬講義I/II

担当教員

■川山 竜二(社会情報大学院大学 教授)
■吉岡 三重子(社会情報大学院大学助教)
■富井 久義(事業構想大学院大学 准教授)
■石崎 友規(常磐大学 助教)
■廣政 愁一(学びエイド)
■石田 淳(ウィルPMインターナショナル)

※印は、実務家教員