研究生の声・よくある質問
研究生の声

Sさん
(メーカー勤務 50代/東京校)
製薬会社で約30年間勤務する中で、創薬などの研究職から、経営企画室などマネジメントにまで関わったキャリアを活かして、大学の薬学部で、薬学の幅広い可能性や果たすべき責任について、伝えたいと考えるようになりました。社内環境では得られない学び直しの必要性を感じ、働きながら博士号も取得しています。

Sさん
(経営者 40代/名古屋校)
自身で起業し、今まで20数年間仕事をしてきました。今までも講師として教示する機会はありましたが、教員の基礎を学んできたわけではありません。今後、自身の体験したものを若い世代に伝えていきたいと考えているので、しっかり基礎を学び、教員としての素養を身に着けたいと考えています。

Sさん
(キャリアコンサルタント 60代/東京校)
採用などキャリアコンサルティング業務に35年携わっています。大学で学生支援も行っていますが、学びと働くことが結びついていないことを感じています。残念ながら現在は、相談に来た学生にしか伝えることはできないため、授業等で実践知を伝えられるようになりたいと思い、この課程を受講しています。

Wさん
(公務・団体 50代/東京校)
非営利団体で企業への産業振興活動や資格の認証業務に35年携わり、1年後に定年を控えてライフスタイルを変えたいと思いました。現在は博士課程に在籍し、非営利組織論や市民社会論について研究しています。当課程の他にはない具体的なカリキュラムに惹かれ、志願しました。

Oさん
(教育産業 50代/大阪校)
教育産業に携わり人材育成や進学塾の講師も務めてきました。講義は、毎回勉強になっています。講義では実務家教員としての講師スキームを身に付けるだけでなく、如何にして採用される教員に成れるかまでご教示いただいています。私の経験を棚卸しし、体系化して教員としての夢を実現したいと思います。そして、自分が体験したことを今後の生徒との関係づくりにも活かしていきたいです。

Mさん
(起業家 30代/福岡校)
九州最大規模の税理士事務所から社内ベンチャーとして独立。全国有数のふるさと納税業務の理事や、一人当たりの所得が全国最低の自治体のふるさと納税を活用した自治体活性化に取り組んでおり、この経験を体系化・深掘りしたいと考え受講しました。体系化した実践知を他の自治体へも伝え、実務家として全国を盛り上げていきたいと考えています。
よくある質問
実務家教員に関して
年齢が高くても教員になれますか?
ケースによります。専任教員の場合、大学により定年は決められていることが多いですが、全てではありません。また、非常勤の場合には年齢制限を設けていない学校が多数ございます。
自分の実務が教員として求められているのか知りたいのですが、何か方法はありますか?
教員求人サービスにご登録いただければ、教員の求人情報をお届けします。また、求人情報の一部はJREC-IN Portalからもご確認いただけます。関連ワードで検索いただくと良いかと思います。近年、人生100年時代を踏まえ、実践的なリカレント教育が特に重視されていますので、今後、実務家教員の活躍の場が益々増えると考えられます。
仕事を継続しながら専門職大学院で教鞭に立つことを希望していますが、兼任は難しいですか?
一般的には、多くの実務家が仕事を継続しながら、専門職大学院で教鞭をとっていますので兼任は可能と思われます。ただし、専任教員、客員教員等、どの様な立場で着任されるかにより、担当する講義数などが異なると思われます。志願時に確認されることをお勧めします。
実務経験は、何年以上、必要でしょうか?
概ね、5年以上とお考えください。
30代なのですが、実務家教員になるチャンスはありますか? 若すぎませんか?
チャンスがあります。例えば20代の若手実務者の教育を想定した場合、若手実務家に必要な指導は、30代の実務家の経験が役に立つことが想定されます。例えば、日進月歩のIT分野であれば、最先端の実務の知見がまさに必要とされており、その多くは、若手実務家に委ねられています。
養成課程に関して
企業内研修の指導員になるため、後継者育成のために、実務家教員養成課程を受講しようと考えていますが、カリキュラムは適していますか?
適しています。OJT中心の指導をメインにしている企業であれば、特に有効と考えられます。卓越した経験・スキルを持つ社員の暗黙知を形式知にし、他の社員にも短時間で効果的、体系的に伝えることができれば、企業の財産となり、生産性の向上に大きく寄与すると考えられます。
受講するのに、業種や職種に制限はありますか?
特に設けておりません。業種や職種が異なっていても、実務家が共通して修得すべき、教授法やカリキュラム、新たな知を生み出す研究手法等を学びます。
中継講義の場合、質疑応答はどのようになりますか?
専用回線を用い、双方向のやりとりが可能ですので、シームレスにその場でご質問いただけます。
来年度以降も、また開講予定はありますか?
来年度以降も継続の予定ですが、開催日程はまだ決定していません。
講義を欠席した場合、ビデオ補講はありますか?
講義は録画していますので、録画データをインターネット経由でご覧いただき、補うことができます。ご自身の都合の良い時間にご覧ください。
講義の中にときどき演習がありますが、ビデオ補講の場合は、講師抜きでどのように演習をやっていくのでしょうか?
演習は、グループワークや討論になります。ビデオ補講ではフォローしきれない内容ですので、演習の回は極力ご参加いただくことをお勧めします。
課題(宿題)はどれくらいの頻度で、どれくらいの量のものが求められますか?
多少の課題はありますが、みなさん仕事をしながら受講されていることは承知していますので、毎回課題が出るということはありません。
講座のスケジュールを教えてください。
研究生申込ページをご覧ください。
※研究生申込ページはこちら。
修了後について
大学教員等の就職先の紹介をしてもらえますか?
本学が直接的に個別にご紹介することはございません。ただし、「教員求人サービス」等を通じて、実務家教員の求人情報を集約し提供していく予定です。
修了者は、資格を得られますか?
国家資格等は得られません。ただし、修了要件を満たした方は、課程を修了されたことを示す「修了証」を発行いたしますので、履歴書等にお書きいただくことが可能です。
参考記事
- ・指導教員・川山竜二教授による月刊事業構想 連載記事
- ・リカレント教育時代の実務家教員 経験を体系化し次代に受け継ぐ(2018年9月号)
- ・企業人が大学で教える 「実務家教員」のニーズが拡大(2018年10月号)
- ・実践と理論の融合 今、大学教育に「実務家教員」が必要な理由(2019年2月号)
- ・新興分野の勃興で 学術領域にとらわれない実務家教員の需要(2019年3月号)
- ・「持論」から「実践の理論」へ 実務家教員に求められる経験の省察(2019年4月号)
- ・実務の高度化・専門職化で求められる、実務家教員(2019年5月号)
- ・「社会人の学び直し」だけではない、真のリカレント教育とは(2019年6月号)
- ・職業経験から導いた知で貢献 研究能力は実務家教員にも必須(2019年7月号)
- ・今社会に求められる「ソーシャル・ナレッジ・マネジメント」とは(2019年8月号)
- ・Society5.0時代に活用されるメタ知識「知識3.0」(2019年9月号)
- ・企業内研修やリカレント教育における授業設計の事始め(2019年10月号)
- ・フレデリック・テイラーにみる、実務家教員のエッセンス(2019年11月号)